営業はまずお聞きすることからはじまる。
先日、うちの事務所に、あるシステムの営業にいらした方がいました。
その方は、自社の製品がこれだけ進んでいて、今の時代はこのようなシステムが優れているのですよ。
ということを一方的にお話しされました。
ところが、そのシステムは私はすでによく知っていて、しかも他社のシステムを導入済みでした。
私としては話の全体像がつかめず、途中から私が知らない話が出てくるかもしれないし、話の腰を折るのも申し訳ないなあ。といった気持でその方が一通りお話しされるのをじっと待っておりました。
一言、「御社ではこのようなシステムをお使いになっていますか?」とか、
「このような分野で何かお困りごとはないですか?」とか、
最初にお聞きいただければ、お話の内容は変わったはずだし、そのシステムのご説明をしていただく必要はなかったと思います。
まずお聞きすることからはじめることがとても大事だということを再認識した出来事でした。