資本主義は成長発展が前提として成り立っているしくみです。
よって、「毎年売上は増えていくのがいい。」と当然のごとく思っている方も多いようです。
事業計画書を作るとなると、
「売上 前年比10%アップ」
「純利益 前年比5%アップ」とかいうものばかり。
本当に売上は増やしていくのがいいのでしょうか?
基盤が整っていて、人財(人材ではなくあえて人財です)もそろっている、応援してくれる人もいる、売上が増えても十分対応できるというならば、増やしていくべきでしょう。
しかし、売上が増えて業務量が増えた場合、なかなか業務がスムーズに進んでいかないかもしれない、お客さんに満足してもらえるサービスが提供できないといった場合には、どうでしょうか。
売上を増やすことも大事ですが、質を高めることの方が先だと思うのです。
質を高めることなく、売上のアップばかりを目指すと、逆に質がどんどん落ちていきます。
質が落ちたことによる信用の低下は売上のダウンにつながります。
ですから、一時的に売上が増えても急激に落ちることも多いのです。
質を上げて、結果として売上UPというふうにしていきましょう!