みなさんは「たまごっち」というおもちゃをご存知でしょうか?
卵形のキーホルダーに画面がついており、その画面の中に登場するキャラクターにえさを与えたり、一緒に遊んだりして、そのキャラクターを育てていくゲームです。
1997年に発売され、あっという間に大ブーム。社会現象化し、手に入れることがほとんど出来ない状態にまでなりました。
そこで、発売元のメーカーは大増産を行いました。
そして「よし、大量出荷できるぞ。」と意気込んだ数ヵ月後、ブームはすでに過ぎ去っていました。
あっという間の出来事でした。
結局メーカーは多額の損失を出したそうです。
あっという間にブームになって、あっという間にブームが終わった…。
とても興味深い法則があるんです。
商品の販売個数や業績について、
[その商品の販売を開始してピークを迎えるまでの期間」と
「そのピークから商品が売れなくなる(お客さんから買ってもらえなくなる)までの期間」
は一致するそうです。
これをグラフにするとへの字の口の形みたいになります。
これを「成長曲線」といいます。
確かに音楽業界においても、一気に売れる曲はあっという間にブームが去り、演歌のようにじわじわ売れる曲はじわじわゆっくりブームが去っていくようです。
経営者はこの成長曲線を知っておいた方がいいと思います。
続きは(その2)をご覧ください。